コラム
  • アメリカへの高校留学 2018.08.17

アメリカ高校留学で「考える力」を養う

アメリカでの高校卒業を目指すとき、留学先となるボーディングスクールですが、その教育方針は日本の高校とは大きく異なります。
日本では暗記力、いわゆる「ペーパーテストで良い点を採るための教育」に重点が置かれますが、アメリカのボーディングスクールでは、自分で考える力、自分の意見を主張する力を伸ばすことに重点が置かれます。
たとえば日本の歴史の授業は、歴史上の出来事や年代を覚えることに重点を起きますが、ボーディングスクールでは「自分が歴史上の人物ならどうする」という問いを投げかけます。
その問いに答える訓練を積むことで、自分なりの意見や見解を持つことを学び、またそれを発信する力が養われるのです。
授業では、予習してきた教科書の内容をもとに、ディスカッション形式で行われます。
ディスカッションでは生徒自身の意見を述べ、クラスメイトの意見も聞き、時には討論を行います。
教科書の内容をただ暗記するのではなく、その内容に対する自分の意見を常に持ち、それをクラスメイトと共有することを求められるのです。
生徒一人ひとりのユニークな素質を認めつつ、他人の意見や視点に耳を傾けることができる「多様性に富んだ人」を育てることにこそ、ボーディングスクールは大きな価値を見出しています
留学生に対してもそれは同様で、その国の出身ならではの意見や価値観を授業に取り入れることで、生徒の持つ多様性を更に伸ばせるため、積極的に留学生を受け入れているというわけです。


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