コラム
  • アメリカへの高校留学 2018.08.8

まずは「アメリカの高校」について知っておきましょう。

日本とアメリカの教育で1番の違いは、義務教育の期間です。
日本での義務教育が中学校卒業までの9年間ですが、アメリカの義務教育期間は高校卒業までの12年間になります。
また、アメリカでは多くの地域で中学校は2年制、高校は4年制となっているのも、日本との大きな違いです。(アメリカは州や地域ごとで学制が異なるため、全ての学校に当てはまるわけではありません。)
公立高校であれば学費は無料、教科書も無償で貸与されます。
教育方針が公立高校と市立高校で異なるのも特徴の1つです。
公立高校が社会に出ても困らないだけの最低限の教育をするのが公立高校の役割であるのに対し、私立高校はほとんどが大学進学校です。
教育レベルや環境、生徒や親の満足度も、公立に比べ市立のほうが高いのがアメリカでは一般的です。
アメリカへの留学先として公立高校を選択した場合、原則として1年間の「交換留学」になります。
勉学よりも国際交流が大きな目的とされ、2年以上の留学や卒業を目的とした交換留学は認められません。
卒業を目的とするなら、私立で寮制のボーディングスクールへ留学する必要があります。
通信制のデイスクールもありますが、通学手段と安全の確保が難しいため、長期の留学先としてはおすすめできません。
留学のタイミングとして一般的なのは、日本の中学校卒業後です。
3月に卒業し、その年の9月からボーディングスクールに10年生として入学するのが最もスタンダードな留学スタイルです。
日本の高校に1年間通った後、11年生としてアメリカの高校に入学することも可能ですが、アメリカ側の受け入れ校の幅が狭まってしまいます。
ボーディングスクール卒業後の進路として大学への進学が挙げられますが、アメリカでそのまま進学するか、帰国して日本の大学に通うかは学生の判断に委ねられます。
最近は秋入学を認める日本の大学もふえていますし、アメリカの高校生が受けるSATというテストを審査対象とする大学もあります。
日本に帰国しての進学を希望する場合は、まず入学は帰国後すぐに入学できる大学を調べて候補を絞ってみることをおすすめします。


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